カーボンナノチューブで創る新素材,新製品
(終了しました。ご参加いただきました皆様ありがとうございます。)
❏開催日:2018年10月11日(木) 13:15 ~ 17:00
❏会場:(地独)京都市産業技術研究所/2階/多目的ホール
日本人が発見し,夢のナノ素材として注目されてきたカーボンナノチューブ(CNT)は,近年新たなステージに到達したように感じます。多層CNTは既に電子分野などを中心に採用が進んでおり,さらなる応用展開が模索されています。そして単相CNTについても,日本の研究開発成果を利用した量産プラントが稼働し,製品化に向けた取り組みが進んでいます。本セミナーでは,CNTの基礎と動向,高分子材料を中心とした応用展開,製品化について解説をいただきます。CNTの最新情報を把握し,新たな研究開発やビジネスチャンスを広げる機会になればと思います。
10月11日(木)
13:15~17:00
1. 13:15 開催挨拶
2. 13:20 ~ 14:30 講演3件
講演1:『 カーボンナノチューブおよびその複合材料の特長と今後の可能性 』
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
ナノチューブ実用化研究センター
主任研究員 阿多 誠介 氏
CNTの合成技術は近年飛躍的に向上しており,比較的安価に性能の良いCNTを手に入れることが容易になりつつある。それに伴い,CNTを用いた材料開発が活発化してきており,いくつかのアプリケーションで実用化が間近に迫ってきている。本講演では,CNTの特長と,それを生かしたアプリケーションについて紹介する。
講演2:14:40 ~ 15:50
『 カーボンナノチューブ複合材料と表面加工の融合による滑水性固体表面の開発および産業的応用への展望 』
長野工業高等専門学校 機械工学科
准教授 柳澤 憲史 氏
CNTをはっ水性材料に複合したシートの表面に加工を施すことで滑水性固体表面を開発した。この滑水性材料の特徴及び特性,滑水性表面の社会的ニーズについて紹介する。また滑水性表面の産業的応用への展望を述べる。
講演3:16:00 ~ 17:00
『 CNT利用によるCFRP製スポーツ品疲労特性の向上 』
ミズノ株式会社
研究開発部 素材研究開発課
課長 松井 泰志 氏
当社では,分散性の向上効果が期待できるCNTを利用し,CFRPに複合化させることによ
って,ゴルフシャフトにおける繰返しの疲労衝撃強度の向上を実現しました。本講演では,
このCNTを複合化させたCFRP材料によるゴルフシャフトの検証事例,ならびに他のCFR
P製スポーツ用具における検証事例についてご紹介します。
協賛:京都ものづくり協力会,京都府プラスチック協同組合,(一社)西日本プラスチック製品工業協会,
(一社)日本接着学会関西支部,(一社)プラスチック成形加工学会関西支部
❏ 開催日時: 平成30年10月11日(木) 13:15 ~ 17:00
❏ 会場: (地独)京都市産業技術研究所 2階多目的ホール
❏ 定 員: 50名(先着順,定員になり次第締め切ります。)
❏ 参加費: 主催団体会員2,000円 協賛団体会員3,000円 一般4,000円
❏ 申込方法:
参加希望者は下記の案内状をご覧いただき,10月2日(火)までにFAXにより京都市産業技術研究所まで
お申し込み下さい。 FAX:075-326-6200
❏ 問い合わせ先:(地独)京都市産業技術研究所 高分子系チーム:仙波,伊藤 TEL:075-326-6100(代表)