❏開催日:2022年12月9日(金) 13:00 ~ 17:20
❏開催方法:ハイブリッド(京都市産技研ホールABC、もしくはWeb配信)
プラスチックは軽くて丈夫で成形しやすい特徴をもち、幅広い製品に利用されています。一方で、近年、海洋プラスチックごみ問題、気候変動問題、諸外国の廃棄物輸入規制強化等への対応が求められており、プラスチックの資源循環・リサイクルの重要性が高まっています。本講演会では、「環境に配慮したプラスチックを目指して~資源循環・リサイクル~」をメインテーマとし基礎から応用・実践まで、第一線でご活躍の4名の講師にご講演いただきます。
【申し込みはこちらから】※〆切ました。
プログラム
1. 13:00 ~ 13:05
開会挨拶 SPE日本支部長 山形大学 教授 伊藤 浩志 氏
2. 13:05 ~ 14:05
「炭素循環に資するプラスチックリサイクルと動静脈産業連携の可能性」
東北大学 大学院環境科学研究科 教授 吉岡敏明 氏
炭素循環型社会を実現し循環経済を成立させる取組が不可欠になっており、プラスチックのリサイクルが象徴的な位置付けになってきています。講演では動脈産業と静脈産業を通してこれらの課題解決に向けた考え方と技術的な可能性について紹介します。
3. 14:05 ~ 15:05
「捨てるという概念を捨てよう!」
Terra Cycle Japan アジア太平洋統括責任者 エリック・カワバタ 氏
日本では、年間940万トンのプラスチックが廃棄されています。一人当たりでは37kgとなり、世界第2位と言われています。世界では、使い捨てプラスチックの問題への取り組みが急がれています。テラサイクルは、「Eliminating the Idea of Waste®」をミッションに掲げ、企業、政府機関、そして多くの人々と協力し、ゴミを埋め立てたり焼却したりしないように尽力しています。コラボレーションとイノベーションを通じて、私たちはリサイクルからリユースまで、あらゆる分野で世界初のソリューションを開発しています。
〈休 憩〉
4. 15:15 ~ 16:15
「ポリスチレンのケミカルリサイクル実証について」
PSジャパン株式会社 製造技術部 常務取締役 小林昌史 氏
PSジャパンでは、ポリスチレン樹脂の熱分解によるケミカルリサイクルの商業化を目指して、2023 年度から実証設備を稼働させるべく準備を進めています。国内のPS樹脂の使用状況と環境対応の展望について概説し、当社のケミカルリサイクル技術を紹介します。
5. 16:15 ~ 17:15
「バイオ技術によるプラスチックのケミカルリサイクルの可能性」
積水化学工業株式会社 新事業開発部 BRグループ長 小間聡 氏
重合技術や成型技術が進化を遂げ、プラスチックは私達の生活を豊かに快適にしてきましたが、一方で、複雑化した分子構造や複合化した成型品を用いる事により、再資源化は難しくなっています。本講演では、その解決策の一つとして、プラスチックの合成ガス化と微生物のガス発酵を組み合わせた新たなケミカルリサイクル技術を概説します。
6. 17:15 ~ 17:20
閉会挨拶
開催について
❏ 開催方法: ハイブリッド(現地開催は京都市産技研ホールABC※、もしくはWeb(Zoom)配信)
❑ 現地会場: (地独)京都市産業技術研究所 (http://tc-kyoto.or.jp/access/) 2階ホールABC
〒600-8815 京都市下京区中堂寺粟田町91 京都リサーチパーク9号館南棟
❑ 定員:現地70名、WEB100名、ただしコロナウィルス感染拡大の状況より変更の可能性あり。
❏ 主催:SPE日本支部
❑ 協賛:京都合成樹脂研究会
❏ 参加費: 無料
❏ 申込方法:フォームよりお申し込みください(11月30日(水)まで)、参加は合研会員限定となります。
❏ 問い合わせ先:(地独)京都市産業技術研究所 産業支援グループ:仙波 TEL:075-326-6100(代表)
注意点
❑ 新型コロナウィルスの感染状況により、開催方法などが変更となる場合があります。
❑ 発表資料について配布はありません。セミナー開催後にダウンロード方法をメールにてお知らせいたしますので必ずメールアドレスを申し込み時にお知らせ下さい。
❑ 会場での開催の場合、参加人数を 70 名としております。定員オーバーの場合は、主催のSPE日本支部と協議、調整させていただくこととなります。
❑ 参加希望の方は、「現地参加希望」、「WEB(Zoom)配信希望」を選択してお申し込み下さい。
❑ WEB参加時には、ご氏名、ご所属の確認ができる表示をお願いします。
◆ 現地会場受付開始:12時15分から
❑ 入場に際して、体温測定を行い、マスク着用を必須とします。
❑ 資料の置いてある座席にご着席下さい。
❑ 会場において講師並びに参加者の方々との名刺交換を行う場合は、感染防止のための注意事項を
厳守ください。 ①名刺交換前の手指消毒、 ②短時間での交換、 ③密とならないよう間隔を広く保つ。