難燃材料・難燃技術-基礎と最新動向-
❏開催日:2019年11月11日(月) 13:25 ~ 16:50
❏会場:(地独)京都市産業技術研究所/2階/多目的ホール
難燃剤はプラスチック,繊維製品に必須です。絶大な効果を誇るハロゲン系難燃剤においては,
安全性の懸念から代替化合物の研究開発が進んでいます。このような背景から難燃剤の多様化が進み,
選択肢が増え,各製品に求められる難燃性能の把握とそれに応じた使い分けが重要となっています。
本セミナーは,難燃剤・難燃技術の基礎から最新の動向を紹介し,多様化する難燃規制への対応,
今後の製品設計にお役立ていただける情報提供の場としたいと思います。
1. 13:25 開催挨拶
2. 13:30 ~ 14:50
『難燃・不燃材料の現状と将来展望 ~車両と建材用途を中心に~ 』
難燃材料研究会 会長 大越 雅之 氏
難燃化の目的は,延焼の遅延であり,火災から避難する時 間を稼ぐことにより「人命」と「財産」を守ることです。
その技術は,ゲイリュサック,パーキン等時代の偉人たちを経て,予防措置として難燃機能は発展しました。
本講演では,近年開発が進んでいるリン系難燃剤の現状,建材,車両等各分野における難燃材料の利用拡大について紹介します。
難燃剤という化学品を機能材料として捉え,高付加価値化商品とすることは,歴史的展開例でもあります。
これらの事例が皆様のビジネスの参考になれば幸いに存じます。
3. 15:00 ~ 15:50
『クラリアントのプラスチック用ハロゲンフリー難燃剤』
クラリアントケミカルズ株式会社 添加剤ビジネスユニット 統括 石塚 智也 氏
樹脂は,自動車等を中心に金属代替,また絶縁性が高いため電気・電子材料分野においても使用が拡大しています。
しかし樹脂材料は燃焼し易いため難燃剤の配合が必要です。難燃剤として,高い難燃性能からハロゲン系難燃剤と三酸化
アンチモンの併用系が幅広く使用されます。しかしこの併用系は燃焼時の安全性や環境・健康への負荷が懸念されており,
リン系を中心とした非ハロゲン系難燃剤が注目されています。
本講演では,難燃剤Exolitと新規難燃剤の開発についてご紹介いたします。
4. 16:00 ~ 16:50
『インテリア繊維製品の燃焼試験方法と難燃規格』
住江織物株式会社 テクニカルセンター センター長 源中 修一 氏
カーペット,カーテン,自動車・列車・航空機内装材などのインテリアファブリックスは,使用される環境を想定して燃焼試
験方法が決められています。これら試験方法に関する説明及び規格,標準化の意義について説明していきます。
また,これらインテリアファブリックスの構成と製造方法から考えた難燃化技術について紹介いたします。
❏ 主催:(地独)京都市産業技術研究所,京都合成樹脂研究会 【
http://www.kyoto-gouken.jp/】
共催:京染・精練染色研究会,西陣織物研究会,京都染色研究会
協賛:京都ものづくり協力会,京都府プラスチック協同組合,(
一社)西日本プラスチック製品工業協会,
(一社)日本接着学会関西支部,(一社)
プラスチック成形加工学会関西支部
❏ 開催日時: 2019年11月11日(月) 13:25 ~ 16:50
❏ 会場: (地独)京都市産業技術研究所 2階多目的ホール
【京都市下京区中堂寺粟田町91
http://tc-kyoto.or.jp/】
❏ 定 員: 50名(先着順,定員になり次第締め切ります。)
❏ 参加費: 主催・共催団体会員2,000円 協賛団体会員3,000円 一般4,000円
❏ 申込方法:参加希望者は11月1日(
金)までに,以下参加申込フォーム,
もしくは所定申込書のFAXにより京都市産業技術研究所(FAX:075-326-6200)までにお申し込み下さい。
❏ 問い合わせ先:(地独)京都市産業技術研究所 高分子系チーム:仙波,伊藤 TEL:075-326-6100(代表)