(一社)関西コンバーティングものづくり研究会、機能性フィルム研究会との3研究会共同開催にて、機能性フィルムをテーマにしたセミナーを開催いたします。
皆様のご参加をお待ちしております。申し込みはこちら
セミナーは終了しました。ご参加ありがとうございました。
(1)日 時 令和5年11月10日(金)13:00~17:15
(2)場 所 (地独)京都市産業技術研究所 ホールABC(オンサイトは90名までとし、オンラインを併用)
(3)内 容
13:00~13:10 開会挨拶と研究会紹介 (関西コンバーティングものづくり研究会)
13:10~14:10 講演①「京焼・清水焼からファインセラミックスへ~釉薬も電子セラミックスも機能性フィルム」
(冒頭に京都合成樹脂研究会の紹介)
(地独)京都市産業技術研究所 材料・素材技術グループ ユニットリーダー 高石 大吾氏
講演要旨:
陶磁器の表面をコーティングする釉薬は、表面に光沢を与え装飾的に美観を増すだけではなく、汚れを落
ちやすくする、水の染み込みを防ぐ、耐酸性といった化学的耐久性を向上させる、強度の向上などの機能を
有する。近年では科学的な知見に基づき、新たな機能性を付与させる取り組みがある。
一方、京焼・清水焼から発展した京都のセラミックス産業では、時代の産業ニーズに対応するため、
様々な成形技術を用いた多品種少量生産が行われてきた。現代の情報通信社会を支える電子機器、パソコン
やスマホなどに必要不可欠な部品である電子セラミックスは、シートのような薄いセラミックスを作る技術
を高度化させることで開発された。フィルム、コーティングという切り口で、京都の陶磁器・セラミックス
産業と産技研の技術支援事例について紹介する。
14:10~14:15 休憩
14:15~15:05 講演② 「京都高度技術研究所が取組む『起業とイノベーション創出支援』について」
(公益財団法人)京都高度技術研究所 地域産業活性化本部長 孝本 浩基氏
講演要旨:
スタートアップやイノベーションの創出が何故重要なのか、我が国の経済情勢や歴史的な背景を見ながら
状況を把握し、現在、我が国が取組み進めるスタートアップ支援の方向性を紹介する。その上で、
京都地域におけるスタートアップ・エコシステムの状況を紹介し、推進機関の一つである京都高度技術
研究所(ASTEM)で取組むスタートアップやイノベーション創出に関する支援について説明する。
15:05~15:10 休憩
15:10~16:00 講演③ 「フレキシブル熱電発電モジュール「フレキーナⓇ」による、様々な独自熱電発電技術を基に、
地球温暖化防止に貢献する!」
(株)Eサーモジェンティック 取締役会長 南部 修太郎氏(創業者)
講演要旨:
莫大な量の廃熱が廃棄されているが、その75%以上が300℃以下の低温廃熱である。その一部でも電力
として再利用できれば、地球温暖化への取り組みとして大きな貢献が期待される。本講演では、
これらの莫大な低温排熱源から、弊社独自のフレキシブル熱電発電モジュール「フレキーナⓇ」を基に、
初めて実用的なコスト性能比での電力回収を可能にした、様々な独自熱電発電技術と、それ等による
IoT用や省エネ用自立電源について紹介する。
16:00~16:05 休憩
16:05~16:55 講演④「素材・化学産業におけるイノベーション創出」
ユニバーサルマテリアルインキュベーター(UMI)(株) 取締役 山本 洋介氏
講演要旨:
素材・化学産業は日本のGDPの1/3超を占める基幹産業であり、世界的にも株式パフォーマンスの高い
産業である。一方で、国内企業の収益性は世界比較の中で劣っているが、その要因は事業ポートフォリオ
転換不足にあり、R&D効率の向上が重要課題である。本講演では、当業界が抱える課題をレビューした
上で、その解決策としてのイノベーション創出方法を議論する。新事業の目利きの考え方、
スタートアップとの連携方法やカーブアウト・ベンチャーなどの観点から実例を交えて紹介する。
16:55~17:05 研究会紹介と閉会挨拶(機能性フィルム研究会)
(4)定員 90名
(5)対 象 京都合成樹脂研究会会員
(6)参加費 無料
(7)締 切 2023年10月27日(金)
(8)主催:機能性フィルム研究会
共催:京都合成樹脂研究会、(一社)関西コンバーティングものづくり研究会
(9)申し込みはこちら
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